Entries from 2015-01-01 to 1 year

人はそれぞれ

春から股関節を治療中のAさんは 鍼にとても敏感でいらっしゃる。前回、「鍼がどうしても怖いので もっと小さい鍼で」と希望があった。それで、これ以上小さい鍼はない、という鍼をたった一本だけ使って治療をした。今回いらしたときに、「前回と同じく小さ…

やっと峠越え

股関節からふくらはぎにかけての激痛を治療中のZさん。1回目と2回目の治療時は どんな治療姿勢をとっていても痛くて足をうごかさずにはいられなかった。それで、すこし治療しては休憩、というかんじで治療をした。3回目の今回は 初めのうち足がごそごそ…

良い反応

春からお尻から太ももにかけての痛みを治療しているYさん、雨の中を来院。梅雨時だから 痛みも強いかな、と心配していたが、「段々良くなってきて、寝返りするときに痛いぐらいになってきた」とのこと。治療開始時は 痛みが激しく 来院も大変だったことを思…

鍼のサイズ

定期的に体のメンテナンスに来てくださるXさんだが、この一週間 何をしても頭痛がとれなかったそうだ。梅雨時の天候のせいか このところ頭痛の患者さんも多い。Xさんの体を触診したところ、いつも使っている鍼だと曲がってしまいそうに張っていたので Xさ…

アルプスの谷 アルプスの村

山岳小説を多数書いている新田次郎の アルプスでの旅行記。単なる山の印象の記述ではなく、そこに住む人々や 日本とアルプスの山の違いや (以前気象庁につとめていただけあり)専門分野の気象の考察などが たくさん盛り込まれていて とても面白かった。健幸…

ブヨだらけの小秀山

天気予報は曇りだったが、「雨に降られなければよし」ぐらいの気持ちで また小秀山に登りに行った。前回来た時は まだ新緑の感じが残っていたが、熊笹も生い茂り、蝉が鳴き、すっかり夏山になっていた。そして、夏山名物の「ブヨ」が大発生!山頂で記念撮影…

介護士の頭痛

介護士のWさんが 極度の首の痛みと頭痛で来院。介護士の仕事は 肉体的な労力プラス 施設の利用者同士の人間関係(特に女性)の仲介など、メンタル面でも疲れるそうだ。私の父が老健に入所していた時を思い出せば、Wさんの苦労はすぐに想像できる。Wさんは…

近江商人?!

Vさんが、いつもの肩首のこりに加えて 久しぶりの登山で伊吹山に行って筋肉痛だと来院。登山の当日は最高の天気で 琵琶湖も見渡せ楽しかったそうだ。ふとしたことから 伊吹山登山の駐車場の 高橋さんの話題がのぼった。登山口付近には たくさんの民家が駐車…

歯科治療と首

Uさんが 耳の後ろから首にかけての調子が悪いと来院。思い当たる原因を聞いたが 特にないとおしゃった。しかしさらにお話を伺うと 前日に 歯医者さんで2時間ほどの治療を受けたそうだ。あの治療用の椅子にこしかけ仰向けで長時間治療を受けるというのは 首…

Momoirs of a Geisya

Arthur Goldonというアメリカ人が書いた戦前戦後のとある芸者の人生を描いた小説。この小説はハリウッドで「Sayuri」という題で映画になって ずっと以前に観に行ったことがある。特にストーリーは覚えていないのだが、「何だかちょっと変。日本を描いている…

少年時代

長年の患者さんであるSさんの紹介でTさん(男性)が腰痛と肩こりで来院。初めは寡黙だったTさんが、今の症状に至るまでの話をきっかけに、飛騨での少年時代の話をしてくださった。子供は冬はスキー、夏は川遊び、春は山菜をとって 秋はあけびやグミなど果…

選択

昨日も主人は毎週通う名古屋まで往診に行って来た。Rさんは末期の癌患者であるが、抗がん剤治療があまりにも体に負担になったのでやめることにし、今は 主人の治療とリハビリだけを受けている。昨年11月に鍼灸マッサージ治療を開始したときは 主人も「4…

6月の鍼セミナーへ

6月の鍼セミナーの受講のため 大阪堺市まで行って来た。今回の講義は 前回に引き続き 千島学説と私たちが学んでいる鍼やマッサージへの応用例を聞いた。単なるつぼ治療ではなく、的確に筋肉を上手に治療すれば 整形外科的疾患のみならず 内科や皮膚科の分野…

空木岳へ

天気予報が大きく好転したので 6月4日(木)に空木岳に登った。登山校を4時10分に出発。↓夜明け前の南アルプスが美しい。 森の中を延々と歩き、このように見晴らしの良い所に出る↓ ↓山頂方面 ↓山頂までまだ少しある。頑張ろう。 ↓ようやく山頂に。ここ…

子育てと寝違え

Sさんが 首から背中の寝違いで来院。二人目のお子さん(乳児)の抱っこなどで 相当体に来てしまったようだ。実のお母様に赤ちゃんを預けて健幸堂に来てくださった。育児は重労働! 予想通り 患部のみならず 全身バリバリにお疲れだったので、出来るだけ体を…

引っ越し疲れ

Rさんご夫婦が 飛騨高山から一宮に帰郷の際に治療を受けにきてくださった。御主人は4月の高山勤務が決まる前まで 中津川市の山岳警備の方をやっていたと聞き、びっくりした。思わず「先日 小秀山にのぼりましたよ!」と ローカルな話をすることが出来た。奥…

ブヨの免疫?

木曜日に小秀山に登った時、顔をブヨにさされてしまい、帰った日の夜には大きく腫れあがっていた。ところが、翌日にはかなり小さくなり、今日あたりは少しかゆいぐらいであまり気にならない。数年前に御嶽山に登った時に顔を13か所ほど刺され ジャガイモの…

小秀山へ

岐阜県中津川市加子母地区の小秀山に登った。登山口のある乙女渓谷キャンプ場からしばらくは 夫婦滝など さまざまな滝めぐりをしながら登る↓ ↓途中、残雪や倒木で登山道を探しながら 四時間ちょっとかけて山頂へ。御嶽山をバックに ↓御嶽山を南から見るとこ…

ぎっくり腰

Pさん。もともと五十肩の治療に通っていらしたが 木曜日にぎっくり腰を発症。その前に仕事で物を落として足に怪我をしており、不自然な歩き方などで負担が大きかったのだろう。幸いにも仕事の休みをとれたので 4日連続で治療を受けていただけた。Pさんはも…

主人 越前大野のマラソンへ

昨日 主人は生まれ故郷の 福井県大野市の名水マラソンに参加してきた。このマラソン大会は 地元の人たちの暖かいもてなしが好評で マラソンファンが各地から集まり 静かな山里もこの日ばかりはとても賑やかになる。当初の天気予報では雨だったのが一転して …

A Prayer for Owen Meany

ついに読み終えた。初めて読んだ John Irvingの作品。最初から難しい語彙が一杯出てきて辞書を引き引き2か月ほどかかってしまったが、それだけ労力をかけても この物語の世界にぐいぐい引きつけられた。主人公のオーウェンは 貧しい石工の息子で 体が以上に…

花が咲き始めた伊吹山

21日の木曜日も伊吹山に登った。1週間前にも登ったが わずかな期間に緑は濃くなり花が咲き始めた。これから花の百名山らしく、たくさんのお花が見られるようになるだろう。 健幸堂のHP http://www.kenko7.com/

超低刺激

Oさん。太ももからふくらはぎの外側にかけての痛みで治療にいらしている。前回の治療で 「大分楽になった」とおっしゃったので、「えぇっ!」とびっくりした。Oさんは とても鍼が苦手で 来院なさるたびに「鍼が怖いから ついつい来るのが億劫になっちゃう…

モッキンポット師の後始末

井上ひさしの小説。貧乏な3人の学生が お金をねん出するためにいろいろなアルバイトを始めるのだが、必ず最後には騒動をひきおこしてしまう。そのしりぐいをするのが 指導神父のモッキンポット師だった。戦後間もない貧しい時代の学生たちの話だが、この3…

プロ

植木職人のNさんが来院。今の健幸堂に移る前の 古い健幸堂からの患者さんだから もう20年近くのお付き合いとなる。Nさんの体を触ると 植木職人というのは 私がイメージしていた はさみで木をチョキチョキ刈っているどこかのんびりしたイメージとはかけ離…

早く登って早く下りる

昨日も2週間前と同様に晴天の伊吹山登山を楽しむことが出来た。ゴールデンウィークも終わり、登山客もぐっと少なかった。私たちはいつも夜明け前の4時にヘッドライトを付けて登り始めるので 降りてくるころにほかの登山者とすれ違うことになる。「早いです…

うつ病ではない

Mさんが3回目の治療に来院。前回までの2回の治療で 耳の後ろから首にかけての激しい痛みも 大分よくなり、ばね指は ほぼ完治したとのこと。それまで医者にかかってもなかなか原因が特定出来ず、最後には 「うつ病」と診断されて薬を処方されていたそうだ。…

死海のほとり

遠藤周作の小説。キリストが布教活動を始めてから十字架にかけられるまでの過程と 日本人でかつてキリスト教の学生だった主人公が イスラエルで神学を勉強している友人を訪ねる物語が 順番に描かれている。 前出の 「私のイエス」を読んでいたので 理解しや…

趣味を再開

Lさん。前回の治療の時は 「お尻から太ももにかけての痛みが激しくて 歩けない」とお嬢さんに車で送ってもらってきた。今回の治療では 「歩けるようになりました!」と 駅から健幸堂まで歩いて来院下さった。私も 「Lさん、どうかなあ」と心配していたので…

連休を振り返って

ゴールデンウィークが終わった。健幸堂のゴールデンウィークは 通常営業だったが、予想以上に 新しい患者さんが来院くださったり、一宮に帰省中の患者さんが家族で治療を受けに来て下さたり、幼馴染も来院してくれて、振り返れば 日々楽しかった。街が通常通…