少年時代

長年の患者さんであるSさんの紹介でTさん(男性)が腰痛と肩こりで来院。初めは寡黙だったTさんが、今の症状に至るまでの話をきっかけに、飛騨での少年時代の話をしてくださった。子供は冬はスキー、夏は川遊び、春は山菜をとって 秋はあけびやグミなど果樹が食べ放題、そして大人は畑仕事をして冬は「藁仕事(わらしごと)」で 1年分の草鞋や 冬に山に入ってゆくための長靴のようなものや むしろ等を作っていたそうだ。また、Tさんのお父さんは 冬はお米持参で山にこもって 炭焼きの仕事をしたそうだ。草鞋?炭焼き?今から60年前の話、戦争後間もない間はまだその様な生活が存在していたことにビックリ!

その後の60年に 日本中の生活は激変したのだと感慨深かった。

治療中にこちらから話しかけることはほとんど無いのだが、Tさんの話は ものすごく興味を引いた。貴重なお話が聞けてうれしかった。

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