Entries from 2016-09-01 to 1 month

キネマの神様

原田マハさんの小説。年収一千万円の39歳独身の女性が会社を退社した日に 借金まみれの父親が倒れて入院するところから話は始まる。ひょんなことから映画会社にかかわることになった二人が どん底から希望を見出してゆく物語だ。テンポが良く、一気に読ん…

来年度の準備

あちこちで来年のおせち料理の広告が見られるようになった。9月に入ると年末年始はあっというまにやってくる。健幸堂でも 毎年使っているスケジュール帳とカレンダーを注文した。スケジュール帳が届いたら、主人と私の予約が別々に書けるように線を書き込ん…

台風なのに

台風16号が接近している。夕方から夜にかけては一宮も影響がでそうだというのに、Lさんがお昼過ぎに 午後の治療の予約をしてくださった。Lさんは名古屋にお住まいで わざわざ高速に乗って 来院くださった。こんな日によく来院下さったと思うと感謝の気持…

武士の家計簿

著者の磯田道史さんは 古文書ハンターと呼ばれるほどの 古文書通の先生だ。その磯田先生が 金沢藩の猪山家の精巧で膨大な「家計簿」を手に入れたことからこの本が生まれた。幕末から明治にかけて 親子3代にわたって 藩の「財務課」のような部署で勤めた家族…

お月見ドロボウ

Jさんが午前中に、Kさんが午後に来院下さった。お二人は 一宮の同じ地域に住んでいらっしゃるのだが、お二人から 明日の中秋の名月の「お月見ドロボウ」というイベントの準備中だとうかがった。お二人の住む地区に昔から伝わる風習で 毎年の中秋の名月の日…

大切な目のために

50代を過ぎると知らないうちに緑内障の進行が進み、失明の危険にさらされることもある、ということは以前から知っていた。それで、 検診を受けたいとずっと思っていた。いつかそのうちに行こう、と思いつつ延び延びになっていたが、ついに眼科で検診をして…

本当に分かりやすい!

「読むだけですっきりわかる日本史」を読んだ。タイトルどおり、日本史の流れが コンパクトにまとめられているわりには とても分かりやすく理解できた。 従来の日本史の教科書だと その時代に起きた出来事を並べてあるだけだで、例えば一つの法律がどのよう…

9月になる

昨日から9月。猛暑だった日々も一段落した感じで 日中の温度は上がっても 朝はとても過ごしやすくなった。8月は暑い日々だったにもかかわらず、とくに食欲が落ちたり 体調を崩すこともなく過ごすことが出来て有難かった。おかげで治療の仕事も楽しく充実し…

トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

すこし長いタイトルの本。2009年に起きたトムラウシ山で12人のツアー登山者のうち8人が亡くなった遭難に関して 専門家たちが分析している。気象や運動生理学の解説なども勉強になったが それ以上に ツアー登山の危うさが良くわかった。この遭難は 登…