死海のほとり

nozomi612015-05-12

遠藤周作の小説。キリストが布教活動を始めてから十字架にかけられるまでの過程と 日本人でかつてキリスト教の学生だった主人公が イスラエルで神学を勉強している友人を訪ねる物語が 順番に描かれている。
前出の 「私のイエス」を読んでいたので 理解しやすかったが、キリストの生涯は苦悩ばかりに思えた。そして 日本人がキリスト教を学ぶことは 生まれつきに汎神論的な考え(すべての物に神が宿っているという考え)が身についているので とても難しいことなのだと感じた。

それなのに、どうして 世界中の3割の人がキリスト教なのだろう?キリスト教は どんなことを教えているのだろう?仏教徒は教義が全く違うのだろうか?

さらなる疑問が湧いてきた一冊だった。

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