年末に想う

Mさんがぐったりと疲れて来院。聞くと、新聞配達の人が 「お母さんの家の新聞受けに新聞が溜まっていて心配なので見に行って欲しい」と言われて、一人暮らしをしている実の母親を見に行ったところ、お風呂で倒れているのを発見したそうだ。救急車で搬送してもらい、ICUに入院後、すぐに手術をして 命はとりとめたが、Mさんは毎日そのことで走り回っているのだ。

子どものいない私たち夫婦はいずれどちらかが一人暮らしになる宿命なので 他人事の話ではない。

健幸堂の患者さんには 他にも 老々介護で疲れ切っている患者さんなど、たいへんな気持ちで12月を過ごしている方がいる。 クリスマスや新年の準備だと 華やかな気分にひたっている方ばかりではない、とあらためて思いをめぐらせた。

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