低体温症の患者さん
もう10年以上 健幸堂にお越し下さっているTさんは、とても頑張り屋の明るく元気な女性です。ところが、昨年頃から体調を崩し始めました。ある日、体がガタガタと震え始め、熱があるのかしら、と体温を測ったら、あまりに体温が低すぎて「Lo]しか表示しなかったそうです。とにかく仕事が出来る状態ではなく、医者へ行くと「低体温症」と診断がついたそうです。そこで、暖かい点滴(こういうものがあるとは初めて知りました)をしてもらったところ、体が暖まり、その日は帰宅したそうです。しかし、体調不良はしばらく続き、初めて自営業のお仕事を2週間お休みなさいました。体温調節を司る自律神経が 長年の仕事の頑張りで ヘトヘトに疲れてしまったのですね。
鍼の反応の大変良いTさんですので、治療中に「血が巡ってきたのを感じます!」と よくおっしゃっていました。そう。鍼灸治療は自律神経の安定にとても効果があるのです。お休みの間は頻繁に鍼をしにいらして、その後も以前より頻繁にケアーのためにいらっしゃっています。
Tさんは、これまでの生活を改善すべく、とても頑張りました。そして今も現在進行形で努力なさっています。今、新聞広告とかでもよくとりあげられている「体温を上げると健康になる」という本を買って、その日の内に5回読んで赤線をひいて、必要なことは紙に抜書きして、きちんと実行なさっています。私もその Tさんが引いた赤線で一杯の本を読ませていただきましたが、「これだけ実行するのは大変なのに、すごいな」と感心しました。Tさんは 初めて仕事を休まざるを得ないほど体調を崩されたから、真剣なのですね。頑張りやのTさん。元気になって良かったです。あとは 本に書いてあることを頑張りすぎてストレスにしなければOKですね!
体温を上げて血液をぐるぐるめぐらせていれば、病気にならない、というのは どなたでもうすうす感じてはいらっしゃると思います。あとは、やれることから実行できるとよいですね。寒い季節が近づいてきました。何か 冷え対策はなさっていますか?
健幸堂のホームページ
http://www.kenko7.com/