「続・氷点」読み終わりました

nozomi612008-09-23

三浦綾子さんの、「氷点」上下巻につぎ、その続編の「続・氷点」上下巻を読み終えました。「氷点」では、人間は生れてきた限り「原罪」を犯している、という何とも重苦しいテーマを投げかけて終わりました。「続・氷点」では、「許し」がテーマです。ストーリーは、壮絶です。ネタバレするので詳しくは書きませんが、「こんなこと有り得ない!!!」などと、叫びたくなるぐらいびっくりする展開です。でも、三浦さんの筆力で、どんどん読んでしまいました。

皆がニコニコのハッピーエンドではありませんが、続編を読んでようやく救いを得た気持ちです。どんなに罪を負っていても許しを得ることは出来る、というのが続編の結末ではないでしょうか。生きる事について、少し真剣に考えるチャンスを与えてくれた、「氷点」のシリーズ。40年以上も前から、読み継がれてきた、素晴らしい物語。フラリと立ち寄ったブックオフで、目に留まったのはラッキーでした。


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