一人旅のおばあちゃん

先日電車の隣の席に座った小さな可愛いご婦人、かなりの高齢に見えましたけれど、大きな荷物を一人で持って、席に座ってからはしきりに駅名や時間などをメモしてみえます。メモの内容なんて、見たら失礼なんですけれど、スゴク気になってしまい、思わず「ご旅行ですか？」と話しかけてしまいました。なんと、当日の朝思い立って、千葉の市川から伊勢神宮への旅の途中だったそうです！失礼ながら年齢をうかがって、85歳と知りまたまたびっくり。宿もまだ決めていなくて、「駅前の案内所で探してもらうつもりよ」とにっこり笑いました。

なんというバイタリティー。若いときにリウマチを患って、旅行どころではなかったので、今こうして気ままな旅が出来てほんとうに楽しい、とおっしゃっていました。

私も学生時代に、海外で宿も決めない放浪の旅を楽んだことがあるから、こうやって女一人旅をしている人に会えるとほんとうに嬉しいです。きっとこのおばあちゃんは、旅の先々で色々な人が助けてあげたくなる人だと思いました。見ているだけで、何か応援をしたくなる方です。素晴らしいですね。無事に伊勢神宮の旅を楽しめましたように。

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