国盗り物語

nozomi612007-02-25

司馬遼太郎の「国盗り物語」の前編である「斉藤道三編」をようやく読み終えました。斉藤道三は、私がいつも登っている金華山稲葉山)に、お城を建てた人、ということぐらいしか知りませんでしたが、この物語では、浪人であった斉藤道三がどうやって、美濃の蝮(まむし)と恐れられる国主になったかが描かれています。

道三のサクセスストーリーですね。私の勝手な解釈ですが、この本を読む限り、女性の冨や権力を利用してのしあがってきた、とも思えました。端折って説明すると、初めは京都の油屋のお金持ちの女性と結婚して、いつの間にか油屋を自分の物にし、その冨を自由に駆使して、さらに財力を蓄えます。そしてその財力を持って、美濃の地へ来て、美濃のお殿様の奥さんを奪い、政治に疎いお殿様をおだてながら美濃を自分の物にしてゆくく・・・という感じでしょうか。道三は、他にも綺麗な女性を見ると、手なずけてしまいます。女性も簡単にたなびいてしまいます。よほど魅力的な男性だったのでしょう。

この物語を読んむといつも登っている金華山が特別な物に思えて嬉しくなります。

後編の「織田信長編」も楽しみです。

国盗り物語
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