武士の一分

nozomi612006-12-08

水曜の夜は主人も私も仕事が早めに終わったので、話題の映画「武士の一分」を観に行きました。木村拓哉主演で山田洋次監督です。

夜の最終時間の上映にもかかわらず、結構沢山の観客がいました。キムタクファンから、山田監督ファンまで、といった感じで若い人から年配の方々まで客層も幅広いという印象です。初めはのんびりとした感じのキムタク演じる三村が、失明し、(夫の為に妻が体を許してしまった)上級武士に果し合いをするまでの変化が凄かったです。盲目の三村が、ギラギラした目で、妻を問い詰めるシーンや、目が見えないのに果し合いで相手を倒すシーンなど、恐ろしい気迫でした。
全体的に光の使い方も効果的で、場面の空気の匂いまで伝わってきそうな気がしました。これが山田監督の映画づくりというものなのでしょうか?

あまり書くとネタバレになってしまいますが、最後の夫婦のシーンはジーンとします。外国映画のように、「お前を愛している」などといった大げさな台詞は決して出てきませんが、お互いがどんなに思いあっているかがとても伝わってくる映画でした。夫婦っていいな、と思える場面です。

主人が、「いいなあ。いい映画だったなあ。これは観てよかったなあ」と帰りの車の中で言いました。

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