抜群に面白い!「功名が辻」

nozomi612005-08-03

司馬遼太郎の「功名が辻」(全4巻)を、読みました。来年のNHK大河ドラマの原作です。

新装版 功名が辻 (1) (文春文庫)

新装版 功名が辻 (1) (文春文庫)

平凡な足軽だった、山内一豊を、その奥さんの千代さんが、天性の才覚で、土佐の殿様にまでおしあげてゆく、というサクセスストーリーです。

歴史に詳しくない私には難しいかな、と思いましたがそんなことは全くなく、あっという間に4巻を読んでしまいました。山内一豊は、私の住む一宮市木曽川町出身、ということもあって特に親近感がもてました。犬山城清洲城岐阜城小牧城、など、一宮近辺の城や地名がどんどん出てきて、歴史に疎い私は、近くのお城には、こんなすごい人達(信長、秀吉、家康)が、住んでいたのだ、と実感していまさらながら感動しました。

それにしても、なんと千代さんの明るくて賢くて可愛いこと!現代でもこんなチャーミングな女性がいたらモテモテでしょう。女性として見習いたいな、ということが沢山見つかります。

司馬さんの本は、今までに「竜馬が行く」(全8巻)と「燃えよ剣」(全2巻)を読みましたが、どれも面白かったです。学校の歴史は年号を覚えるだけでつまらなかったけれど、大人になってから読む歴史小説は、なかなか楽しいものです。

ちなみに、8月には、一宮市木曽川町で、「一豊まつり」が行われます。大河ドラマ決定で、さぞかし沸くことでしょう。

一豊まつり
http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/festival/kazutoyo.html

健幸堂のホームページ
http://www.kenko7.com/