手術後の痛み
昨夜来院なさったBさんは、いつも手術後の痛みを訴えて来院なさいます。手術は椎間板ヘルニアの手術で、その手術そのものは成功したそうです。ところが、その手術でメスを入れた周りの筋肉がひきつり、たまらない腰痛をひき起こすようになってしまいました。
腰には15センチものメスのあとがついています。そして、メス跡のサイドは、カチカチに固まって鍼が入らないほどです。そしてその周りは、不自然にパンパンに腫れています。これでは、本当につらいだろうなあ、といつも感じます。まだ40歳前半の働き盛りの男性ですから、悔しい気持ちもあるでしょう。
この患者様以外にも、膝の手術を受けてからの不調を訴えて来院なさっている患者様がいます。その患者様の手術跡は、膝のお皿を中心に上下に25センチほどの手術跡があります。そこがつっぱってしまい、膝が曲がらない状態です。
メスを入れるということは、問題の骨の部分は治っても、跡には必ず筋肉のつっぱりと循環不全が起こるのですね。
痛む場所を中心に全身をしっかり鍼とマッサージで治療し、カチカチだった腰がまたふんわりと元気になりました。Bさんにとって、まだまだずっと付き合ってゆかなければならない体です。上手に付き合って、人生を楽しく送っていただきたいと思います。
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