楽しい方を選ぶ
今日いらした患者様が、こんなお話をなさいました。
「やっぱり、またいつもの右足が痛くなってしまったわ。やっぱりここは弱点よね。でも、悪いと分かっていても、旅行へ行ったり、ウォーキングをしたり、じっとしてはいられないのよね。最終的には、鍼に来たらなんとかなるかな、と思うし。」
治療師の立場としては、「右足が良くないのだから、ほどほどにしてくださいね。」と申し上げるのが、正しいのかもしれませんが、実は私自身はその患者様の考え方に賛成なのです。
治療はその患者様の生活を、今よりも楽しく積極的にするものだと考えます。
患者様の中には非常に慎重派の方もいらして、「今の症状が完全に治るまで、外出する気にはならない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。私が「そろそろ、お出かけとかお好きなことをなさってはいかがですか」と申し上げても「自信がない」とおっしゃいます。あまり慎重すぎて、家にこもって自分の症状に集中していると、治りも悪いようです。
痛みや不自由があっても、また体のことだけでなく、悩みや問題があっても、この日1日をどんなふうにすごしたら一番”楽しいか”を基準に行動を決めてみてはいかがでしょう。
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