怒りの表し方
心理学の講座を受けて、今まで怒りの表し方が下手だったな、と気づきました。
講座で習ったことは、”怒りの前には相手に対する”期待”がある、ということです。
例えば、妻が買い物に行くというので、夫は「タバコを切らしそうだから必ず買ってきてね」とお願いしたとします。そして、買い物から帰った妻が、すっかりタバコを買うことを忘れていたとします。
そんな時、人は「どうしてお願いしたことを忘れてしまうのだ!このオッチョコチョイ」と相手を責めがちです。
良いコミュニケーションのためには、こんな場合、「これでタバコをきらさずに済むと思って安心していたのに、すごく残念だ。」と伝えることが大切なんだそうです。”相手を責めるのではなく、最初に自分が期待した気持ちを伝える”というところがポイントです。
人はだれでも自分の行為を責められたら、よけいと反発したくなるものです。
でも、相手が自分に期待していたのに、かなえてもらえずに「残念だ」「悲しい」「がっかりした」と言われると、「今度からは気をつけよう」と感じるのではないでしょうか。
講座を聴いて私もなるべく実行することにしています。教科書通りに上手くゆくことばかりではありませんから、まだまだ練習が必要です。40歳をすぎてもまだまだ未熟です。
そう、人とのコミュニケーションは、大人でも完璧ではないのです。やはり一生を通じての努力と訓練がひつようなのだと思います。