本日はお日柄もよく

nozomi612017-02-08

原田マハの小説。平凡なOLが ある出会いをきっかけに スピーチライターの道を歩むという話。

アメリカの大統領の演説などは スピーチライターが書いたものだ、ということは聞いたことがあったが、この本を読んで 良いスピーチが人の気持ちを動かし、それが政治家であれば、国民の心を動かし 国を変革するきっかけにもなる、ということが分かった。この小説にも書いてあったが オバマ大統領のスピーチのすばらしさが、アメリカ初の黒人大統領を生み出す要因のひとつでもあったようだ。

小説の場面設定は 民主党自民党から政権交代を果たした時をモデルにしたようだ。その後 民主党が国民の期待に応えられなかったせいか 再び自民党に政権を譲ったことを知っているので、素直に感動ばかりはしていられないが、「言葉は大切だなあ」と身に染みた1冊だった。

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