海賊とよばれた男(上下巻)

nozomi612016-06-24

百田尚樹が出光興産の創始者である出光佐三(いでみつ さぞう)をモデルにした国岡鉄造という人物の一生を書いた小説。

私たちが ひごろ当たり前のように使っている石油や石油製品の裏にはこのようなすごい歴史があったということをほとんど知らなかった。主人公の国岡鉄造がいなければ、私たちが今のように石油の恩恵を受けておらず また日本の経済成長はありえなかっただろう。

社員を家族同様に扱い 自社の利益よりも 日本国民の利益を考えて 猛烈な経営をした国岡の生き方に引き込まれた。このような人が今の日本の礎の一つを築いてくれたと思うと とてもありがたく、そして日本人として誇らしく思う。

政治や歴史が大きくからむ物語で 初めは読み切れるか心配だったが 百田尚樹の文章はわかりやすく 物語の中にどんどん入ってゆけた。


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