The Geography of Bliss

nozomi612013-11-24

この本は 邦題で「世界幸せ紀行」という本が出ています。アメリカのジャーナリストが紛争など暗いニュースの取材にうんざりして、「それは世界で幸せな国はどこだろうか?」と思い立ち取材の旅にでた紀行文です。

内容は 学術的ではなく、著者の全くの独断と偏見にもとづいている、と思いますが アジアの国々が物質面ではなく精神面を重視している点とか、人々の絆を重要視している点など、共感できる部分はたくさんありました。

ユーモアにあふれた文章で 著者自身の観点から その国の幸せ度を測ってゆきます。それにしても、この方、今回の取材には出かけなかったものの、日本にも滞在したことがあるのですが、日本のことはあまり幸せな国とは考えていないようです。(周りを気にしすぎる事とか、あわただしい事とか)日本に生まれ育った私としては 日本こそ一番幸せな国だと思っていますが。おそらく著者は 仕事で東京ばかりに居て あまり地方へ行くことがなかったのでしょう。美しい四季と、私の大好きな山々、田園風景、美味しい食べ物、比較的穏やかで協調性のある人々・・・日本の良いところは一杯あると思いますが。

幸せの尺度はその人の生まれ育った環境で変わってくるとは思います。だから、「この国に生まれて幸せ」と思える人が一番幸せなのだと思います。

もっと英語力をつけて、このユーモアあふれる本を さらにつっこんで楽しみたいものです。


健幸堂のHP
http://www.kenko7.com/