味覚について

nozomi612007-07-16

歯列矯正の矯正具をつけて、今は痛みも治まっているので、いちおう普通に食事が出来るようになりました。次回、歯医者さんに行って、ワイヤーを締めなおしたらまた痛みが出るのでしょうが、今のところは大丈夫です。

気づいたことがあります。

今、上顎全体がプラスチックの装置で覆われているので、上顎の感覚は全くありません。すると、食べ物の味が半分ぐらいしか感じられないような気がするのです。食べ物の味は、舌上の「味蕾(みらい)」がキャッチする、ということは鍼の学校で習っていたし、味というものは舌で感じるものだと思っていました。でも、その食べ物独自の食感などを含めた「味」というものは、舌だけでなく、口中全体の感覚で味わっていたんだな、と気づきました。上顎の感覚無しで食事をするというのは、まさに「味気ない」という感じです。この発見を、年配の患者さんに話したら、「そうですよ。入れ歯も、先生の装置と同じで上顎を覆っているものだから、入れ歯をつけて食べると美味しくないのよ。だから私、ときどき入れ歯を外して食事をするのよ」とおっしゃいました。入れ歯をお使いの方は、私と同じ経験をなさっているのですね。いろいろ発見があって新鮮な日々です。

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