心の成長

nozomi612007-06-22

先日いらっしゃった患者さんが、興味深い話をして下さいました。その方は、60歳代後半のご夫人です。その方は、60歳代後半のご夫人です。

「若いときは、自分自身主人や舅や姑にすごく気を使っていました。それで、もう本当に家を出たいと思ったことも何度かありましたが、最近は大分心境が変わってきました。以前には主人に物を頼むなんてことは出来なかったのですが、足が悪くなってから、今は自然に湿布を貼って欲しい、と頼めるようになりました。それと同時に、以前なら主人に腹をたてていたささいなことも、気にならなくなってきたんです。」

自分の中で、「別に我慢しなくてもいいんだ。頼めることは頼んでみよう」と気づいたのは素晴らしいですね。そして、ご主人にも物を頼むということを実践なさったことも。案外ご主人も頼られるのは嫌ではなく、お二人の関係も良い方向に向かって行ったのですね。

私は、「自分の感情や感覚や思考パターンを意識していれば、(脳や容姿の老化はあっても)心はいくつになっても成長するものだ。」と信じています。10代、20代の自分より40歳代になった今の自分の方がずっと好きだし、これからもどんな心の成長があるか楽しみにしています。心の部分ではまだまだ未熟です。「人間の目標は、は死ぬまで成熟へ向かうこと」という言葉を聞いたことがありますが、その通りだと思います。

皆さんの心は成長していますか?その為に、意識する時間をとっていますか?

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