国盗物語
司馬遼太郎の「国盗物語」の織田信長編を読み終えました。仕事の合間に読むには、本当に長い小説でしたが、私の住む尾張の地で、こんな物語が実際に起きていたのだ、とワクワクしました。
作者によれば、尾張という土地は、気候に恵まれて農産物もどんどん収穫でき、交通の便も良いため経済も発展し、他の地域から見ると羨ましい限りの場所だったそうです。それは、今でも変わらないな、と思いました。信長は、戦いだけでなく、経済の発展にも大いに貢献したそうです。
この物語を読むと、信長というのは、残酷な一面もあるけれど、とても活き活きとした魅力的人間だったな、と感じます。対して、信長を本能寺の変で殺した明智光秀は、どうもネチネチとして、ちょっと暗い印象を受けます。これは、作者の想像でしょうが、二人の人物の対比を楽しみながら、ゆっくりながらも楽しく読書が出来ました。
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