映画「単騎千里を走る」

nozomi612006-02-03

昨日は主人と、「単騎千里を走る」という映画を観て来ました。高倉健さんの主演です。

主人公・高田は、余命いくばくもない民俗学者の息子の代わりに、京劇「千里走単騎」を撮影しに、中国の奥地・麗江市を訪れます。この旅は、高田にとって、永年の確執によって生じた親子の、埋めることの出来ない心の溝を埋めるための旅でもありました。でも、高田は、経済発展とは無縁の、雅やかな美しい麗江の街並みや大自然、素朴で誠実な住人たちとの出会いや人々の心情に触れることによって、自分の行き場のない想いが少しづつ癒されていくのに気づきはじめる…というストーリーです。

高倉さんの渋くて味のある演技に引き込まれました。映画の中で、中国人の歌い手が、「息子に会いたい」と言って泣き崩れるシーンで、主人公の高田は「あんなふうに素直に気持ちを表現できる彼がうらやましい」と心中でつぶやくシーンがありました。高田は、息子に上手に気持ちを伝えられなくて息子と確執を生じてしまったのでしょう。

私は、自分の気持ちは素直に言葉や態度に表さなければ相手に伝わらない、と思っています。大切なお友達や家族に、出来るだけ「気持ち」を表現して理解してもらいたい、と思います。特に日本の男の人は高田のように、表現するのが得意ではないようですが、もし明日大切な人が亡くなってしまったら・・・後悔なさるのではないでしょうか。

「単騎千里を走る」公式サイト
http://www.tanki-senri.com/

健幸堂のホームページ
http://www.kenko7.com/