竜馬が行く
司馬遼太郎の「竜馬が行く」(全8巻)をようやく読み終えました。2度目の読破です。最初に読んだ時は、幕末の知識がほとんど無かったので、それを理解するのに精一杯でしたが、2度目は竜馬という偉大な人物の面白さを楽しみながら読めました。全8巻を読破するというのは、私にしては珍しいことなのですが、それほど魅力ある小説だと思います。
もはや正常な機能を果たせなくなった江戸幕府を終わらせ、新しい時代への橋渡しをした坂本竜馬。全てのお膳立てをしておいて、新政府には加わる気も無く、「商船で世界の坂本竜馬になる」と身を引いてしまう、なんとかっこいい男でしょう。普通だったら、新政府のトップに立ちたがるでしょうに、竜馬は、新政府の運営には一切係わらないと言うのです。今の政治家が、竜馬のように自分の名誉欲や金銭欲はそっちのけで日本の国のことだけを考えてくれる人ばかりになってくれたら。。。
「竜馬が行く」は、これからも読み返して行きたい小説です。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1998/09/10
- メディア: 文庫
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