怒ると損

nozomi612005-09-10

いつも何気なくつけているカーラジオから、「10回の笑顔も、1回の怒りで台無しになってしまう。」という意味のことを言っているのを聞きました。「なるほどなあ」と納得しました。

今朝、夫が「患者さんから予約の電話」と言って、私に受話器を手渡そうとしました。「どなたから?」と聞くと、「出ればわかる。さっさと出ろ!」と怖い顔をして言いました。相手にお名前を聞きなおすのも失礼じゃないか、と納得ゆかない気持ちで受話器をとりました。

いつもなら、後で「どうしてそんな意地悪をするの!」と相手を責めて、喧嘩をするところでしたが、「こんなことで喧嘩したら、私自身がずっと嫌な気持ちを引きずることになるな。」と思い直しました。そして、ちょっとしてから、新聞を見ている夫に「ねえ、中日は阪神を追い越せるかしら?」と全く関係ない話題をふっかけてみました。

すると、夫は、さっき瞬間湯沸かし器みたいに恐ろしい顔をして私をにらんだくせに、「さあ、無理じゃないかなあ」とのん気に答えるのです。

「結局、この人はなんの悪気もないのだ。電話の相手が誰かを説明することよりも、少しでも早く私に電話に出てもらいたかったんだな。」と何となく理解出来ました。

男の人は、自分の感情や考えを言葉で表現するのが、本当に下手ですね。言葉で表現できないから、イライラしてどなったり睨んだりするのかも。でも、そういう部分を理解してあげて、女性の方も怒りをあらわにしない方が、喧嘩を長引かせてイライラした気持ちを引きずらないですむのかもしれませんね。

「怒ると損」というのは、全ての人間関係にいえるのかもしれません。どんな場面でも、怒りを表現する前にちょっと間をおいて、「本当に怒るほどのことか」と自分に聞いてみることが出来たら良いなあ、と思います。

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