羨ましがらない

nozomi612005-05-25

私に大切なことを教えてくださった患者さんがいらっしゃいます。お話の途中に私が「羨ましいです」と言った時です。その患者さんが、「かほる先生、人を羨ましいと思ってはだめですよ。先生には先生の幸せがあるのですから」とおっしゃいました。

その言葉がとっても印象に残り、その後の私の考え方に大きく影響を与えてくれました。テレビに出てくるセレブなどと呼ばれている人達を見ても、「すごいな」とは思ってもあまり羨ましいとは思わなくなりました。そういった人達が繰り広げる、美しく着飾り、素敵な車にのり、パーティーへ出かけてゆく生活をすごすことが、この私にとっては、そんなに羨ましいことではないのだ、と冷静に考えられるようになりました。

それよりは、夫と仲良く暮らし、大好きな鍼灸マッサージの仕事をして、ときどき山へ行ってハイキングを楽しみ、お蕎麦をお腹一杯たべることの方が私にとってずっと価値のあることなんだ、と思えるようになりました。

お金や地位と言ったステレオタイプな幸福像に惑わされ,他人を羨ましく思いがちな現代です。でも、「人を羨ましがらない」で「自分なりの幸福を考えてみる」と案外、自分にとっての幸福は身近なところにあることに気づきました。

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