当たり前の幸せ

nozomi612005-04-11

昨日、急な通夜のために予定を変更された患者さんが来院されました。お話を伺うと、会社の同僚で38歳の若さで病死なさったということです。身近でそういうお話を伺うと、「今まで生きてこられたことに感謝しなくては」と思います。そして、家族に対しても「元気でいてくれてありがとう。」という気持ちになります。

心理学で習ったことですが、「あと1日の命だとしたら何がしたいですか。」と質問すると、大半の人が、「家族にお礼をいいながら、一緒にすごしたい。」と答えたそうです。「おいしいものをお腹一杯食べながら死ぬ」のでもなく、「ショッピングしまくる」のでもありませんでした。

そこで、講師の先生がおっしゃったのは、「今元気な家族に対して、優しい言葉や感謝の言葉を恥ずかしがらずに伝えてください。」ということでした。大切な人がいなくなってからでは、遅いのですね。

日常生活で、「ありがとう」「うれしいわ」「素敵だね」といった言葉をなるべく使うように心がけているつもりですが、家族に対してはついつい忘れがちです。でも、患者さんのお話で習ったことを思い出しました。

「いつか」ではなく、「今日から」実行です。

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