人間は思わぬことをしてしまう動物では?

nozomi612004-12-22

先日、”転倒に注意”という日記を書いたばかりですが、昨日は、転倒ではなく”転落”なさった患者様が来院されました。

家で窓の掃除をしていたとき、電話が鳴ったのであわてて出ようとして、窓枠から頭から落ちてしまったそうです。落ちたのが、庭側ではなく、家の中だったのが不幸中の幸いです。それほど重症ではないにしろ、頭から落ちたので首が痛くなって来院されました。「なんでこんなことをしてしまったんだろう」ととても嘆いていらっしゃいました。

でも、おっちょこちょいの私は、「人間とは思いもよらない失敗する動物なんだ」と思うようにしています。

転倒とか、転落だけでなく、包丁で指を切ってしまったり、鍋の湯気でやけどをしてしまったり、大切なものをどこかに置きわすれてきてしまったり、といった「自分では思いもよらない失敗」を一度もしない人はいないぐらいではないでしょうか?

そんな時は、失敗した自分を責めるより、「この程度ですんでよかった」「いい教訓になった。今度から気をつけよう」と思ったほうが、精神安定には良い気がします。失敗をしたときに、クヨクヨしていると、新たな失敗を引き起こしやすいような気もします。


さて、その患者さんが今日の朝、来院されましたが、「大分楽になった」と笑顔が戻っていました。日常当たり前だったことが、不自由になると、少し楽になったとき、とても嬉しく感じられるのですね。

健幸堂のホームページ
http://www.kenko7.com/