The World According To Garp

nozomi612016-04-22

Jhon Irvingの小説。(邦題は「ガープの世界」)

革新的な小説を書いた看護師である母をもち、自分も小説家になったガープの生涯の物語。「性」と「死」の場面が次から次へと出てくる。ガープの母は暗殺され、子どもは 交通事故死で亡くし もうひとりの子供は その事故で片目を失う。悲惨な物語になるところを アーヴィングが描くと ユーモアにあふれ 暗い気持ちにはならない。登場人物も とんでもないような人たちが一杯でてくるけれど、それもOKなのだ、とアーヴィングが言っているような気がする。「人生いろいろ、だけど 決して悪いものじゃない」と思える物語。アーヴィングって、すごい作家だと思う。英語は難しく 読むには時間がかかった。でも 日本語訳の本を読んでしまうと 私の中のイメージが壊れてしまいそうで まだ手を出す気にはならない。

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