2016-07-13 天国までの百マイル 浅田次郎さんの小説。 事業に失敗して破産し、妻と子供と別れ、人生のどん底に陥った男が 瀕死の病の母を助けるために行動に出る。浅田次郎さんの作品は 前に読んだ「一路」に続き、2作目だが、主人公をとりまく脇役達が 悪い人達もいる反面、人間的に 暖かく優しい人たちが登場して とてもカッコいい!物語だから「話が出来過ぎ」かもしれないけれど、「今がどんなにどん底でも 前向きな行動に出れば道は開ける」という希望を持たせてくれる小説だと思った。