目まい治療とお通じの改善の関係

Dさんがめまいの治療の2回目に来院。1回目の治療でずいぶんらくになったそうだが、それと同時に 「トイレに行く回数(排便&排尿)が増えたのですが 何か関係がありますか?」と聞かれた。

私の考察は以下の通り:
Dさんが目まいで来院した初日は 娘さんの就職活動の事や 子供会の役員の業務、仕事や家事で心身ともにそうとうお疲れとのことだった。体を触診しても ガチガチで極度の緊張状態だった。つまり、交感神経が優位になっていた。鍼治療によって体がゆるみ、交感神経優位の状態から 副交感神経優位の状態に切り替わり、その結果 消化器系の働きが良くなり トイレの回数が増えたのだろう。実際、ほかの患者さんでも 「鍼治療をすると お通じがものすごく良い」とおっしゃったり、治療中に便意を催してトイレに行かれる方が結構いらっしゃる。

目まいの治療イコール便秘や尿閉の治療、というわけではないが 鍼治療その物の 「体をリラックスさせて副交感神経が優位な状態を作る」という作用がはたらくと、血圧が安定したり 不眠が解消されたり、と良いおみやげがついてくることが多い。

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