和菓子製造とめまい

昨日の日曜日、新患のTさんが来院。予約の際の電話によると、肩こりがひどくなり めまいが出るたびに 近所の鍼灸院で鍼をしてもらって 治してもらっているが、今日は日曜日でそこが営業していないので鍼をしてほしい、ということだった。

めまいのために運転もあぶないので 御主人に車で送ってもらって来院されたが、健幸堂に入るなり 「車の中でスマホを見ていたらめまいがひどくなった」と言って 椅子に座りこんでしまわれた。治療ベッドでうつ伏せになれるか 心配だったが、ゆっくり準備していただいて、何とか大丈夫だった。

Tさんは 自営業で 和菓子を製造していて 年末年始は大忙しだったそうだ。やっと一段落ついた いまごろに疲れが出てきたのでは、とおっしゃったが 私も同感だった。特に 和菓子づくりのような繊細な作業は 首肩腰まで かなりの緊張を要するので、そこからめまいにつながることは容易に想像できた。

鍼には慣れていらっしゃるので、初診の方に用いる小さい鍼ではなく、効果を狙って いつも使うサイズの鍼を使った。治療が進むにつれ 「手足まで温まってきた」とおっしゃり、治療後は さっと起き上がって 「かなり楽です」とおっしゃった。鍼治療によって これまでたまっていた疲れが出るので 眠くなったりだるくなったりすることがあるが、鍼が効いている証拠なので できればゆったり過ごして下さい、と言って送り出した。

それから、本人が 「肩こりから来ている」と思っていても もしかしたら 脳血管系とかの重大な疾患が隠れているかもしれないので、1度は 脳外科等で 検査をしてください、ともお伝えした。

健幸堂のホームページ
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