冬山デビュー

すっかりブログをご無沙汰していました。

2月12−13日と 冬山登山のガイド講習を受けてきました。1日目はアイゼンとピッケルの講習、2日目に赤岳登頂の予定でしたが、 ガイドの種村先生が天候が2日目はとても悪いので1日目に登りましょう、とおっしゃいました。赤岳鉱泉を出発したのがなんと午後の1時!私たち夫婦の登山パターンは、暗いうちから登り始めてお昼ごろには登山口に下山していることがほとんどなので、びっくりしました。先生がザイルを付けてくださり登りましたが・・・今までの登山の中で一番苦しかった!!口から心臓が出てきそうでした。すごい強風で舞う雪とガスも恐ろしかったです。たぶん先生がいらっしゃらなければ早々に下山開始をしていたでしょう。

午後4時になったところで、頂上まではあと15分ほどでしたが、時間が遅くなるので帰りましょう、という指示で 下山しました。帰り道は八ヶ岳の森の中をヘッドライトをつけて歩きました。とても幻想的でロマンチックで 森の中をさまようヘンゼルとグレーテルになった気分でした。最も、道を知り尽くした先生が一緒だったという安心感のおかげですが。

赤岳鉱泉に夕ご飯の直前にもどり、先生と楽しくお話をしながら食事をしました。長い間フランスのシャモニーでガイドをしていらっしゃった種村先生。ヨーロッパ中の山のみならず、美術館なども詳しく、話が尽きませんでした。

2日目はアイゼンとピッケルの練習を赤岳鉱泉のアイスキャンディーという氷壁で練習しました。

あんなに苦しかった山登りでしたが とても楽しく、一生心に残る思い出になりました。雪山が好きになり、すぐにまた行きたくなりました。それで、早速 次の週のお休みに 御在所岳に登りました。

安全には十分注意して 危険な時はあっさりあきらめて下山をして、これから夏山プラス 冬の季節も山へ行ける、と思うととてもワクワクします。

写真ですが、あまりの寒さで手袋を外せず、撮ったのは 赤岳鉱泉のお部屋の写真1枚のみでした。↓

写真のことはこれからの課題です。寒冷地の雪山では凍傷回避のために何をするにも手袋を外さない、というのが原則だそうです。

種村先生のHP
http://alps-dream.com/

健幸堂のHP
http://www.kenko7.com/